Photoshopで ico 形式のアイコンファイルを作成、編集する

概要

Visual Studio などの開発環境でアイコンファイルを作成できます。しかし、Visual Studio のアイコンエディタはアルファチャネル、32ビットカラーに対応していないため、最新の形式のアイコンファイルを作成することができません。この記事ではPhotoshopを利用して、ico形式のアイコンファイルを作成する方法、手順を紹介します。

方針

Photoshopでicoファイルを開いたり、icoファイルを書き出したりするための、Photoshopプラグインを導入してアイコン編集ができるようにします。

手順

ICO Format プラグインのダウンロード

https://www.telegraphics.net/sw/product/ICOFormatにアクセスします。下図のページが表示されます。

今回は64ビット版のPhotoshopを利用するため、プラグインも64ビット版のプラグインをダウンロードします。 [ICO (Windows Icon) Format]プラグインセクションの右側の [Windows (64 bit)] のリンクをクリックして 64ビット版のプラグインをダウンロードします。

ZIPファイルをダウンロードできました。

ZIPファイルを展開します。展開フォルダ内にプラグイン本体とドキュメントフォルダ(dist)が配置されています。

プラグインのインストール

ダウンロードしたプラグインをインストールします。
下記のフォルダを開きます。

(Photoshopのでディレクトリ)\Plug-ins

Photoshop 2025 の場合は下記のフォルダになります。

C:\Program Files\Adobe\Adobe Photoshop 2025\Plug-ins\

Plug-ins ディレクトリに File Formatsの名称のフォルダを作成します。

File Formatsディレクトリにダウンロードしたプラグインファイル　"ICOFormat64.8bi" をコピーして配置します。

動作確認

Photoshopを起動します。起動完了し、メインウィンドウが表示された状態で [ヘルプ]メニューの[プラグインについて]の項目をクリックします。下図の画面が表示されます。"CUR (Windows Cursor)" と "ICO Windows Icon/Favicon" の項目が表示されていればプラグインの読み込みが正しくできています。

小さなサイズ(64x64ピクセル程度)のドキュメントキャンバスを作成し、[名前を付けて保存]で保存ダイアログを開きます。 [ファイルの種類]ドロップダウンを開くと "ICO Windows Icon/Favicon (*.ICO)"のファイル形式が追加されていることが確認できます。

また、カーソルファイル "CUR (Windows Cursor) (*.CUR)" のファイル形式も追加されます。