ファイルに文字列を書き込む - コマンド Tips

MS-DOSコマンドでファイルに文字列を書き込む手順を紹介します。

概要

DOSコマンドでファイルに文字列を書き込む場合には、ECHOコマンドとリダイレクトを利用します。

書式:上書きする場合

ECHO (書き込む文字列) > (書き込み先ファイル名)

書式:ファイルの末尾に追記する場合

ECHO (書き込む文字列) >> (書き込み先ファイル名)

補足
[書き込み先ファイル名]はファイル名のみを指定した場合はカレントディレクトリのファイルに、フルパスを指定した場合は指定したパスのファイルに書き込みます。

記述例

ECHO 4580 > id.txt
ECHO ぺんぎん クッキー > product.txt
ECHO ID=8, name="Penguin Cookike" >> product.txt

例1

C:\developディレクトリを作成します。ディレクトリ内は空です。


コマンドプロンプトを起動し、C:\develop コマンドを実行しカレントディレクトリを変更します。


次のコマンドを実行します。
ECHO Hello DOS command world! > penguin.txt


コマンドを実行すると、メッセージなどは表示されず、コマンド入力待ちの状態に戻ります。


C:\developディレクトリを確認します。penguin.txtファイルが作成されています。


作成された penguin.txt ファイルを開きます。ファイル内に"Hello DOS command world!" の文字列が書き込まれています。

例2

先の例で作成したファイルに追記します。

カレントディレクトリが C:\develop の状態で、以下のコマンドを実行します。
ECHO おいしい ぺんぎんクッキー >> penguin.txt


コマンドを実行すると、メッセージなどは表示されず、コマンド入力待ちの状態に戻ります。


C:\developディレクトリを確認します。penguin.txtファイルのサイズが増加しています。


penguin.txt ファイルを開きます。ファイル内に"おいしい ぺんぎんクッキー" の文字列が追記されています。

DOSコマンドを利用して、ファイルに書き込みができました。
著者
iPentecのプログラマー、最近はAIの積極的な活用にも取り組み中。
とっても恥ずかしがり。
最終更新日: 2024-05-19
作成日: 2023-03-21
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