0で除算した場合に #DIV/0! がセルに表示されるのを防ぐ - Excel

Excelで0で除算した場合に #DIV/0! がセルに表示されるのを防ぐ方法を紹介します。

概要

Excelでは0で除算されると "#DIV/0!" がセルに表示されます。この値をセルに出したくないことがあります。セルに#DIV/0!を表示させないためにはIFERROR関数を利用します。 旧バージョンのExcelの場合は、IF文とISERROR関数を利用します。

IFERROR 関数を利用する場合

A1の値をA2で割り、#DIV/0!ならばセルには空白を表示させる例を紹介します。
下記の式を記述します。
=IFERROR(A1/B1,"")

動作の概要

A1セルをB1セルで割った値が #DIV/0! であれば、エラーとなり、IFERROR関数の第二引数に与えた値をセルに表示します。

ISERROR 関数を利用する場合

A1の値をA2で割り、#DIV/0!ならばセルには空白を表示させる例を紹介します。
下記の式を記述します。
=IF(ISERROR(A1/B1),"",A1/B1)

動作の概要

A1セルをB1セルで割った値が #DIV/0! であれば、ISERROR関数はエラー判定によりtrueを返します。trueの場合はIF関数の2番目の値が返るため、セルには空白の文字列が表示されます。A1セルをB1セルで割った値が数値であれば、ISERROR関数はfalseを返し、IF関数の3番目の値、すなわちA1セルをB1セルで割った値がセルに表示されます。

表示結果

数式の結果は下図になります。



著者
iPentecの企画・分析担当。口が悪いのでなるべく寡黙でありたいと思っている。が、ついついしゃべってしまい、毎回墓穴を掘っている。
最終更新日: 2024-01-20
作成日: 2010-07-24
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