入力した値に対応した行の値をセルに表示する - VLOOKUP 関数を利用した場合分け - Excel

ExcelのVLOOKUP関数を利用して、入力した値に対応した値をセルに表示する方法について紹介します。

書式

=VLOOKUP([検索値], [値], [列番号])

使用例: 値にセルの範囲を与える場合

Excelを起動します。


下図の表を作成します。


B10セルに下記の数式を入力します。
=VLOOKUP(B11,B2:E7,2)


入力が完了した状態です。B11セルに何も入力されていないため、B10セルの値は"#N/A"になっています。


B11セルに"2"を入力します。値で与えた範囲の最初の列、すなわち、B列の検査値が利用されるため、B列で値が"2"の3行が利用されます。VLOOKUP関数の第三引数の値に指定された"2"により、指定範囲の2列目が出力として利用され、B10セルにC3セルの値である、"みかん"が表示されます。


B11セルに"5"を入力した場合は、B列の値が"5"である。5行が利用されます。列番号に指定された"2"により、指定範囲の2列目であるC5セルが出力の値となり、"メロン"が表示されます。


B10セルの数式を下記に変更します。
=VLOOKUP(B11,B2:E7,4)
列番号を"4"に変更したことにより、値で与えた範囲の4列目が出力の値として利用されます。


B11セルに"1"を入力します。検査値は、値で与えた範囲の最初の列が使用されます(B列)。B列の値が"1"である2行に一致します。列番号が"4"であるため、与えた範囲の4列目である"E列"が利用されるため、E2セルの値である"Apple"が出力の値となります。


同様に、B11セルに"3"を入力すると、B列で"3"の値のある4行で与えた範囲の4列目である、E4セルの値である"Banana"が表示されます。

使用例: 値に直接配列を記述する場合

VLOOKUPで、値にセルの範囲ではなく、直接配列の値を記述する例です。
B3セルに以下の数式を入力します。入力直後の状態が下図です。B2セルに値が無いため、B3セルの表示は"#N/A"になっています。
=VLOOKUP(B2, {1,"Apple","リンゴ";2,"Orange","みかん";3,"Banana","バナナ";4,"Melon","メロン";5,"Grape","ぶどう"},3)


B2セルに"1"を入力します。配列の1番目の1番目の要素が"1"なので、配列の一番目の要素が該当し、その3つ目の要素である"リンゴ"がB3セルに出力されます。


B3セルに"3"を入力した場合は、配列の3番目の3つ目の要素の"バナナ"が表示されます。


同様にB3セルに"5"を入力した場合は、配列の5番目の3つ目の要素の"ぶどう"が表示されます。


このページのキーワード
  • Excel 対応値 行 参照
  • Excel 対応値 行 表示
  • Excel 場合分け 行
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2024-01-20
作成日: 2016-04-13
iPentec all rights reserverd.