ボタンクリック時にマクロを実行する

Excelでボタンを設置しボタンがクリックされたタイミングでマクロを実行する手順を紹介します。

手順

Excelを起動します。
ボタンクリック時にマクロを実行する:画像1

[開発]タブをクリックして選択します。 ([開発]のタブが表示されていない場合はこちらの記事を参照して開発ツールリボンを表示します。)
ボタンクリック時にマクロを実行する:画像2

ツールリボンの[挿入]ボタンをクリックします。
ボタンクリック時にマクロを実行する:画像3

ドロップダウンウィンドウの[フォームコントロール]の[ボタン]の項目をクリックして選択します。
ボタンクリック時にマクロを実行する:画像4

選択後、Excelのシートエリア(セルが表示されているエリア)でドラッグします。
ボタンクリック時にマクロを実行する:画像5

ドラッグすると(シートのエリアにボタンは表示されませんが)下図の[マクロの登録]ダイアログが表示されます。~ ボタンクリック時にマクロを実行する:画像6

[マクロの登録]ダイアログの[マクロ名]のテキストボックスにボタンをクリックして実行するマクロのマクロ名を入力します。 今回はデフォルトの "ボタン1_Click" をそのまま使います。マクロ名が設定できたら右上の[新規作成]ボタンをクリックします。
ボタンクリック時にマクロを実行する:画像7

[新規作成]ボタンをクリックすると下図の [Microsoft Visual Basic for Application]が起動されます。
ボタンクリック時にマクロを実行する:画像8

コードの記述

下記のコードを記述します。
Sub ボタン1_Click()
Beep
End Sub

コードの解説

下記のコマンド、BeepによりPCのビープ音を鳴らします。ボタンがクリックされるとビープ音が鳴ります。
Beep
ボタンクリック時にマクロを実行する:画像9

実行結果

Excelのシートに戻ります。初めにボタンの選択を解除します。
ボタンクリック時にマクロを実行する:画像10

セルをクリックしカーソルをA1セルに移動しました。ボタンの周囲のハンドルが非表示になり、ボタンの選択が解除されました。
ボタンクリック時にマクロを実行する:画像11

ボタンにマウスポインタを移動します。マウスポインタが指の形状に変化しますので、クリックします。クリックすると、マクロが実行され、 サウンドが鳴ることが確認できます。
ボタンクリック時にマクロを実行する:画像12

別のコードでの実行例

先ほど記述した、Visual Basic for Applicationのコードを下記に変更します。
Sub ボタン1_Click()
MsgBox "テストだよ"
End Sub
ボタンクリック時にマクロを実行する:画像13

コードの変更後、再度ボタンをクリックします。ボタンをクリックするとメッセージダイアログが表示されます。
ボタンクリック時にマクロを実行する:画像14
AuthorPortraitAlt
著者
iPentecの企画・分析担当。口が悪いのでなるべく寡黙でありたいと思っている。が、ついついしゃべってしまい、毎回墓穴を掘っている。
作成日: 2018-08-31
改訂日: 2024-02-25
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