Excelでボタンを設置しボタンがクリックされたタイミングでマクロを実行する手順を紹介します。
手順
Excelを起動します。
[開発]タブをクリックして選択します。
([開発]のタブが表示されていない場合は
こちらの記事を参照して開発ツールリボンを表示します。)
ツールリボンの[挿入]ボタンをクリックします。
ドロップダウンウィンドウの[フォームコントロール]の[ボタン]の項目をクリックして選択します。
選択後、Excelのシートエリア(セルが表示されているエリア)でドラッグします。
ドラッグすると(シートのエリアにボタンは表示されませんが)下図の[マクロの登録]ダイアログが表示されます。~
[マクロの登録]ダイアログの[マクロ名]のテキストボックスにボタンをクリックして実行するマクロのマクロ名を入力します。
今回はデフォルトの "ボタン1_Click" をそのまま使います。マクロ名が設定できたら右上の[新規作成]ボタンをクリックします。
[新規作成]ボタンをクリックすると下図の [Microsoft Visual Basic for Application]が起動されます。
コードの記述
下記のコードを記述します。
Sub ボタン1_Click()
Beep
End Sub
コードの解説
下記のコマンド、BeepによりPCのビープ音を鳴らします。ボタンがクリックされるとビープ音が鳴ります。
Beep
実行結果
Excelのシートに戻ります。初めにボタンの選択を解除します。
セルをクリックしカーソルをA1セルに移動しました。ボタンの周囲のハンドルが非表示になり、ボタンの選択が解除されました。
ボタンにマウスポインタを移動します。マウスポインタが指の形状に変化しますので、クリックします。クリックすると、マクロが実行され、
サウンドが鳴ることが確認できます。
別のコードでの実行例
先ほど記述した、Visual Basic for Applicationのコードを下記に変更します。
Sub ボタン1_Click()
MsgBox "テストだよ"
End Sub
コードの変更後、再度ボタンをクリックします。ボタンをクリックするとメッセージダイアログが表示されます。
著者
iPentecの企画・分析担当。口が悪いのでなるべく寡黙でありたいと思っている。が、ついついしゃべってしまい、毎回墓穴を掘っている。
最終更新日: 2024-02-25
改訂日: 2024-02-25
作成日: 2018-08-31