disable_plaintext_auth = no を設定したにも関わらず Dovecot で PlainTextの認証ができない - (tried to use disallowed plaintext auth)のログが記録される - Dovecot
disable_plaintext_auth = no を設定したにも関わらず Dovecot で PlainTextの認証ができない現象の対処法について紹介します。
現象
/etc/dovecot/conf.d/10-auth.conf ファイルにてdisable_plaintext_auth = no を設定したが、サーバーに接続するとエラーになり接続できません。
/var/log/maillog を確認すると、
MMM n 10:10:10 localhost dovecot: pop3-login: Disconnected (tried to use disallowed plaintext auth): user=<>, rip=192.168.0.1, lip=192.168.1.1, session=<2Y6o7d0vlQC3TZ2+>
といったログが記録されています。
原因
DovecotのSSLが必須になっているため、disable_plaintext_auth = no を設定してPlainText認証を有効にしても、SSLなしでのアクセスが受け付けられないため、接続拒否されることが原因です。
対処法
/etc/dovecot/conf.d/10-ssl.conf ファイルを編集し、SSLが必須でない設定に変更します。
編集前
# SSL/TLS support: yes, no, required. <doc/wiki/SSL.txt>
# disable plain pop3 and imap, allowed are only pop3+TLS, pop3s, imap+TLS and imaps
# plain imap and pop3 are still allowed for local connections
ssl = required
編集後
# SSL/TLS support: yes, no, required. <doc/wiki/SSL.txt>
# disable plain pop3 and imap, allowed are only pop3+TLS, pop3s, imap+TLS and imaps
# plain imap and pop3 are still allowed for local connections
ssl = yes
"ssl = required" を "ssl = yes" に変更します。この設定によりsslが必須でなくなります。
変更後、Dovecotを再起動します。
著者
かつて日本を代表したスーパーエンジニア (自称)
ハードウェア、電気設備、ガーデニング関係の記事を担当。