JavaScriptコード内の文字列でUnicodeの16進数表記の文字を表現する書式を紹介します。
概要
JavaScriptのコード内の文字列で、Unicodeの文字を表現する際に16進数表記で記述する場合には、
\u{}
の書式を利用します。
書式
補足
HTML中でUnicode文字列を表現する場合は
こちらの記事を参照してください。
記述例
elem.innerText = "\u{23F8}";
str = "\u{2190}\u{2191}\u{2192}\u{2193}";
プログラム例
コード
下記のJavaScriptコードを含むHTMLファイルを作成します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="utf-8" />
<title></title>
<script type="text/javascript">
window.addEventListener('load', function () {
var elem = this.document.getElementById('output');
elem.innerHTML = "お寿司\u{1F363}おいしい。ビール\u{1F37A}も飲みたい";
});
</script>
</head>
<body>
<p>テストページ</p>
<div id="output"></div>
</body>
</html>
解説
ページ表示時にaddEventListenerで追加したイベントリスナ関数を実行します。
イベントリスナ関数内では getElementById メソッドを呼び出し、idにoutputの値を持つ要素を取得します。
要素のinnterHTML プロパティに文字列を代入し、ページに文字列を表示します。代入する文字列内に
\u{}
の書式を使用してUnicodeの絵文字を表現しています。
表示結果
上記のHTMLページをWebブラウザで表示します。下図のページが表示されます。
ページ内に表示されるテキストに絵文字が表現されていることが確認できます。
このページのキーワード
- JSコード内の文字列でUnicodeの16進数表記の文字を表現する
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
最終更新日: 2021-02-20
作成日: 2021-02-20