関数を定義する - JavaScript
JavaScriptで関数を定義するコードを紹介します。
概要
引数を受け取り結果を戻り値として返す処理、すなわち関数を定義する書式とコードを紹介します。
書式
以下の書式を利用します。
function 関数名(引数名1, 引数名2, ..... 引数名n)
{
//関数の実装
return 戻り値;
}
引数がない場合は下記の書式を利用します。
function 関数名()
{
//関数の実装
return 戻り値;
}
記述例
2つの引数を受け取り、戻り値を返すメソッドの例です。
function add(value1, value2) {
return (value1 + value2)*value2;
}
プログラム例
コード
下記のHTMLファイルを作成します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="utf-8" />
<title></title>
<script type="text/javascript">
function add(a, b, c) {
return a + b + c;
}
function buttonClick() {
var ret = add("Penguin", "Camel", "Whale");
var elem = document.getElementById("output");
elem.innerText = ret;
}
</script>
</head>
<body>
<input type="button" value="Exec" onclick="buttonClick();" />
<div id="output"></div>
</body>
</html>
解説
下記のコードがJavaScriptによる関数の定義と実装のコードです。このコードでは3つの引数を受け取り、引数の和を戻り値として返します。
function add(a, b, c) {
return a + b + c;
}
下記のコードがJavaScriptの関数を呼び出すコードと戻り値を画面に表示するコードです。
先に定義したadd関数を、"Penguin", "Camel", "Whale" の3つの値を与えて呼び出しています。戻り値を ret 変数で受け取ります。add関数の戻り値として取得したret変数の値を画面に表示します。画面に表示するコードの詳細は
こちらの記事を参照してください。
function buttonClick() {
var ret = add("Penguin", "Camel", "Whale");
var elem = document.getElementById("output");
elem.innerText = ret;
}
実行結果
上記のHTMLファイルを表示します。下図の画面が表示されます。
[Exec]ボタンをクリックします。下図の画面表示に変わります。add関数に与えた、"Penguin", "Camel", "Whale" の3つの値が結合された文字列が"output"のidの要素の位置に表示されます。
JavaScriptで関数の定義をして呼び出すことができました。
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用