HLSLファイルをコンパイルする
HLSLファイルをコンパイルしてみます。
あらかじめDirectX SDKをインストールしておく必要があります。DirectX SDKのインストールについては
こちらを参照。
HLSLファイルをコンパイルするにはHLSLコンパイラのfxc.exeが必要です。fxc.exeはDirectX SDKに添付されています。
fxc.exeはデフォルトでは
(DirectX SDKインストールフォルダ)\Utilities\bin\x86\fxc.exe
にあります。
コンパイルコマンドは
fxc (HLSLファイル名) /T (ターゲットプロファイル) /Fo (出力ファイル名)
とします。
注意: HLSLファイルの文字コードはASCIIやSJISである必要があります。先頭にBOMが付加されるUnicodeやUTF-8の場合は正しくコンパイルできません。
例
"C:\Program Files\Microsoft DirectX SDK (February 2010)\Utilities\bin\x86\fxc.exe" WateryEffect.fx /T ps_2_0 /Fo WateryEffect.ps
ターゲットプロファイル
コンパイル時に設定するターゲットプロファイルは以下の通りです。
Shader Type | Profiles |
Vertex Shader | vs_1_1, vs_2_0, vs_2_a, vs_2_sw, vs_3_0, vs_3_sw, vs_4_0, vs_4_1 |
Pixel Shader | ps_2_0, ps_2_a, ps_2_b, ps_2_sw, ps_3_0, ps_3_sw, ps_4_0, ps_4_1 |
Texture Shader | tx_1_0 |
Geometry Shader | gs_4_0, gs_4_1 |
Effect (バーテックス、ピクセル、ジオメトリシェーダの組み合わせ) | fx_2_0, fx_4_0, fx_4_1 |
となります。
著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用