ADATA SSD LEGEND 960 MAX ALEG-960M-4TCSA のレビューです。
入手のきっかけ
大きなデータを扱うようになったことや、作成したデータの容量が増えディスク容量を圧迫する状況になったため、
新しくSSDドライブを利用することにしました。
検討の結果、読み込み、書き込み速度が速い、ADATAのSSD LEGEND 960 MAX シリーズの ALEG-960M-4TCSAを入手することにしました。
購入
Amazonで購入しました。
他の選択肢としては、Crucial P3 4TB CT4000P3SSD8JP があります。こちらは価格面はリーズナブルですが、PCI Express Gen3.0のため、転送速度が若干遅いSSDです。
パッケージ
パッケージは下図です。
ふたを開けるとトレイに本体とヒートシンクが梱包されています。
外観
SSD本体の外観は下図です。
裏側です。
M.2コネクタ部分です。"M Key"のコネクタです。
ヒートシンクの取り付け
ヒートシンクを取り付けます。ヒートシンクのシールをはがします。
向きに注意して取り付けます。コントローラーチップがヒートシンクと接触する向きにします。
スライドして取り付けようとするとシールが貼りついてしまうため、ヒートシンクは真上から、強く押し込んで取り付けます。
ヒートシンクが取り付けできました。
外観(ヒートシンク取り付け後)
ヒートシンク取り付け後の外観です。
PCへの取り付け
PCへのm.2スロットに取り付けます。
パフォーマンス測定
測定環境
- OMEN by HP 45L Gaming Desktop
- M.2 Slot (PCIe Gen 4x4 NVMe)
- CPU:Intel Core i9-13900K
- Chipset:Intel Z790
- OS:Windows 11 Pro
測定結果 (Crystal DiskMark 8.0.4)
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CrystalDiskMark 8.0.4 x64 (C) 2007-2021 hiyohiyo
Crystal Dew World: https://crystalmark.info/
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* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes
[Read]
SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 7117.776 MB/s [ 6788.0 IOPS] < 1030.82 us>
SEQ 1MiB (Q= 1, T= 1): 2613.579 MB/s [ 2492.5 IOPS] < 400.98 us>
RND 4KiB (Q= 32, T= 1): 734.908 MB/s [ 179420.9 IOPS] < 172.67 us>
RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 52.623 MB/s [ 12847.4 IOPS] < 77.72 us>
[Write]
SEQ 1MiB (Q= 8, T= 1): 6669.011 MB/s [ 6360.1 IOPS] < 1249.90 us>
SEQ 1MiB (Q= 1, T= 1): 5710.315 MB/s [ 5445.8 IOPS] < 183.52 us>
RND 4KiB (Q= 32, T= 1): 590.919 MB/s [ 144267.3 IOPS] < 220.77 us>
RND 4KiB (Q= 1, T= 1): 294.377 MB/s [ 71869.4 IOPS] < 13.84 us>
Profile: Default
Test: 1 GiB (x5) [D: 0% (0/3815GiB)]
Mode: [Admin]
Time: Measure 5 sec / Interval 5 sec
Date: 2023/09/03 17:04:24
OS: Windows 11 Professional [10.0 Build 22621] (x64)
コメント
NVME接続のSSDのため、高い性能が出ます。PCIe Gen 4 に対応したNVMeのSSDで、読み込みは最大で、7000MB/s程度の速度、書き込みは最大で、6500MB/s程度の速度が出ます。
従来のm.2 SSD(PCI Express Gen3)ではシーケンシャル読み込みで 3200MB/s、シーケンシャル書き込みで 1,500MB/s程度の性能に比べて2倍以上の性能になります。
また、
Western Digital PC SN810 NVMe SSD との比較ではシーケンシャルリード/ライトでは、本モデルのほうが高速ですが、ランダムアクセスでは、PC SN810のほうが高速となる
結果となりました。
その後
SSDドライブを交換する際にすべてのファイルを別のSSDにコピーしましたが、3.8TBのファイル中2ファイルだけCRC巡回エラーでコピーできないものがありました。
バックアップが存在していることやランタイムライブラリのファイルであったため、実害はありませんでした。
SSDにファイルをコピーする際に問題があったのか、ファイル書き込み後のストレージに問題があるのかは不明ですが、SSDのリスクとして考慮しておいたほうが良いかと思います。
その後、chkdskやフォーマットを実行しましたが、SSDのエラーや不良セクタは検出されませんでした。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2024-06-24
作成日: 2023-09-05