intel NUC 10 シリーズで レガシーブート (Legacy Boot) を有効にする
intel NUC 10 シリーズで レガシーブート (Legacy Boot) を有効にして、シンクライアントUSBブート向けにブートオプションを設定します。
概要
シンクライアント用途でUSBブートなどをする場合、セキュアブートやUEFIブートを無効にし、レガシーブートのオプションを有効にする必要があります。
この記事ではintel NUC 10 シリーズで レガシーブート を有効にする設定手順を紹介します。
手順
NUC起動ロゴ表示時に[F2]キーを押すとBIOSの設定画面が表示できます。
[Boot]のタブを選択し、[Boot Priority]の画面を確認してみます。
ブートオプションが表示されます。UEFI Boot が有効になっており、Legacy Boot が無効になっています。設定を変更したいですが、設定項目がグレイアウトしており、
設定が変更できません。
設定が変更できないのは、マシンのスリープモードが最新のスリープモードの設定になっているためです。スリープモードをレガシーモードに変更すると、UEFI Bootの無効化や、Lagacy Bootの有効化ができます。
[Power]タブを選択します。
画面の下部に[Secondary Power Settings]の項目がありますので選択してメニュー内に入ります。
[Secondary Power Settings]の画面が表示されます。
[Sleep Type support]の項目を開きます。"Modern Standby"が選択されていますが、これを "Lagacy S3 Sandby" に変更します。
変更すると "Warning!!" ダイアログが表示されます。"Yes" を選択します。
Sleep Type support が "Legacy S3 Standby" に変更できました。
再度、Boot Priority 画面を開きます。 UEFI Boot と Legacy Boot の項目が変更できるようになっています。
[UEFI Boot]のチェックを外し、[Legacy Boot]の項目をチェックします。
以上でLegacy Bootを有効にできました。
最後に設定を保存して終了します。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。