IK Multimedia iKlip 3 Delux のレビュー
IK Multimedia iKlip 3 Delux のレビューです。
入手のきっかけ
Chromebookを使うことになったのですが、Chromebookの置き場所がなく困ってしまいました。
ノートPC用のスタンドやまな板立ても考えたのですが、こちらも場所をとるため、既にあるマイクスタンドに、タブレットホルダーを取り付けて、
Chromebookを固定できないかと考えました。
マイクスタンドに取り付けられるタブレットホルダーを探したところ、IK Multimedia iKlip 3 が良さそうでしたので入手することにしました。
IK Multimediaのホルダーは、iKlip Xpand Miniの使用感も良かったため、同様の使用感が期待できそうです。
購入
今回は、サウンドハウス(
https://www.soundhouse.co.jp/)の通販で購入しました。
Amazonでも購入できます。
パッケージ
パッケージは下図です。
上部のふたを開けると中箱を取り出せます。
中箱です。
ふたを開けると、本体と説明書が梱包されています。
内容物一式です。タブレットを挟んで固定する、クリップ部分は一つで、スタンドに取り付けるアジャスターが2種類梱包されています。
商品カタログなどでは、クリップが2つ付属しているように見えるため注意が必要です。
外観
マウンター (iKlip 3)
マイクスタンドのアームに取り付けるタイプのマウント部品です。
マイクスタンドのアームに固定するねじです。
マウンター (iKlip 3 Video)
マイクスタンドのねじ部分に取り付けるタイプのマウント部品です。取り付け部分のねじは1/4インチのねじです。
マイクスタンドのねじを変換するねじです。3/8インチねじ、5/8インチねじを、1/4インチに変換するねじです。
5/8インチねじを3/8インチねじに変換するねじが内側についています。
取り付け
今回はこちらのマイクスタンド(
RODE DS1 Desk Stand)に取り付けます。
マイクスタンドの先端に変換ねじを取り付けた状態です。
iKlip 3 Videoのほうのマウンターをマイクスタンドに取り付けた状態です。
マウント自体の長さが20cmほどあるため、背の低いマイクスタンドに取り付けた場合でも結構な高さになります。
クリップ部分を取り付けた状態です。
クリップにタブレットを取り付けた状態です。ちょっと高いかな。という印象です。
固定は問題くできていますが、ボールジョイント部分の締め付ける力が弱いためか、タブレットの重さで、下に下がってしまいます。
iKlip 3 のほうのマウンターをマイクスタンドのアーム部分に取り付けるタイプのマウンターを利用して取り付けた状態です。マウンターの高さが無いため、こちらのほうが高さを低くできます。
タブレットを取り付けた状態です。
タブレット(iPad)を取り付けた状態です。
iPadの場合でも自重があるためタブレット重さで下に下がってしまいます。
iKlip 3 のマウンターの場合は、本体の回転機構を利用して、少し上向きにして固定することができます。
使用感
ボールジョイント
iKlip, iKlip 3 Video どちらのマウンターの場合でもボールジョイントの挟む力が弱めのため、タブレットを取り付けると手前に下がってきてしまいます。
ボールジョイントの固定部分を強めに締めても、iPad程度の重さのタブレットだと手前に下がってきます。
iKlip3のマウン蓼横向きに取り付けた場合は回転機構を利用して上向きにすることはできます。
また、ボールジョイントの締め付けが弱いため、タブレットの中央で固定しないと、ボールジョイントが回転して、タブレットが回転してしまいます。
クリップ部
クリップの挟み込む力が非常に強いため、取り付けるのが大変です。iKlip Xpand Mini のようにスマホを簡単に取り外しできる使用感を想定していると、
かなり期待を裏切られます。タブレットは重量が重いため、挟み込む力が強くないと問題があるのだとは思いますが、もっと手軽に取り外しできる使用感を
想定していたため、頻繁に取り外しをする用途の場合、かなり使いづらいです。
一方で、しっかりと固定できるため、据え置きメインで利用するのであれば、不自由は感じないかと思われます。
高さ
三脚や長さ調整できるマイクスタンドの場合はほぼ問題になりませんが、iKlip 3 Videoのマウンターは20cmほど長さがあるため、
マイクスタンドの高さに20cm追加されます。低い位置で利用したい場合には注意が必要です。
バランス
軽量なデスクトップマイクスタンドの場合、重いタブレットを取り付けた場合、取り付け位置によってはバランスを崩してマイクスタンドが倒れてしまう場合があるため注意が必要です。重いタブレットの場合は、iKlip 3 Videoのマウンターを使うほうが良さそうです。
2in1 のタブレットの場合
2in1のタブレットの場合、固定した際にクリップ部分がキーボードを押し込んでしまうことがあるため、注意が必要です。
2in1タブレットの場合、反転させた状態ではキーの入力は無効化されますが、取り付け方によってはキーが強く押し込まれた状態で長時間固定されてしまいます。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。