トロイダル・コア (フェライトコア) フィルタのレビュー
トロイダル・コア フィルタのレビューです。
導入のきっかけ
隣の部屋で無線機を利用しているらしく、低周波数の強力な電波が頻繁に出ているようで、オーディオ機器から、ノイズが出るようになってしまいました。
当初の調査の結果、オーディオインターフェイスからアンプへの入力ケーブルで問題が出ていることがわかり、ケーブルを
Oyaide d+TXM class Bから、
Oyaide オヤイデ PA-02 TXM V2に交換したことで、ノイズの発生は収まりました。
しかし、その後、隣の部屋に巨大なアンテナと強力なアンプが導入されたらしく、さらに強い電波が送信されるようになり、再びオーディオ機器にノイズが入る状況になってしまいました。
ノイズ対策として、トロイダル・コアのフィルタを導入した結果を紹介します。
トロイダル・コア フィルタ
下図のトロイダル・コアのフィルタを用意しました。
取り付け
アンプのスピーカー出力端子の位置に接続してスピーカーケーブルとつなぎます。
効果
接続することで、ノイズはかなり軽減されますが、天候などの環境状況によっては、全くノイズが無くなる状態にはなりませんでした、
フィルタをつけている状態でも、場合によってはノイズが入ってしまうことがあります。
音質の変化
音量が5%程度小さくなる印象です。
また、音質の変化ですが、音源によっては違いがほとんど出ない場合もありますが、ハイレゾ音源で違いが出る印象です。
トロイダル・コアをつけた場合、高音と低音が弱くなる、あるいは、中音域が強く出る印象です。そのためフラット感が強くなり、抑揚が若干抑えられる印象があります。
高音域が弱くなるため、特にハイレゾ音源の場合、こもった感じになる感覚があり、あまり鮮明感を感じられない印象です。
また、低音もスピーカーから伝わる床の振動が明らかに違うため、低音もトロイダルコアを接続することで弱まっている印象があります。
一方で、MP3や古めのクラシック音源をリスニングする場合では、ほとんど違いを感じられない場合もあります。
結論
よくわからないため、引き続き検証中。
その後
最近、大型のプリアンプが導入されたようで、アマチュア無線局の出力が上がったようです。
トロイダルコアをつけてもノイズが入るようになってしまいました。意味なしです。
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。