Delphi 10.2 Community Edition をインストールします。

概要

Delphi に Community Edition と呼ばれる新しいエディションが登場しました。Professional版とほぼ同等の機能が無料で利用できるエディションです。機能が充実している代わりに、売上が年間5,000USドル未満の個人、企業／組織のユーザーしか利用できない制限があります。
Delphi 10.1 Berlin Starter Edition ではTTableも無いなどの機能制限の多さのため使い物になりませんでしたが、今回のCommunity Edition はツール作成などで利用できそうな期待があります。早速インストールしてみます。

Delphi Community Edition のダウンロード

EmbarcaderoのWebサイト(https://www.embarcadero.com/jp/)にアクセスします。下図のページが表示されます。


ページ上部のメニューの[無料版]をクリックします。ドロップダウンメニューが表示されますので、[Delphi Community Ed.]の項目をクリックします。


Delphi Community Edition のダウンロードページが表示されます。[Community Editionを無料ダウンロード]のボタンをクリックします。


EDNアカウント登録画面が表示されます。


今回、既にEDNアカウントがあるため、[ログイン]タブをクリックします。EDNアカウントのログイン画面が表示されますので、EDNアカウントを入力してログインします。


ログインができると、Delphi Community Edition のインストーラーがダウンロードできます。


インストーラーをダウンロードできました。


ダウンロード後EDNアカウントのメールアドレスに、"Thank You For Downloading Delphi 10.2 Tokyo Community Edition"のメールが届きます。


メール内にインストール番号(プロダクトキー)の記載があります。

Delphi 10.2 Community Edition のインストール

ダウンロードしたインストーラーを実行します。ユーザーアカウント制御のダイアログが表示されますので[はい]ボタンをクリックします。


下図のウェルカムダイアログが表示されます。


画面下部の[RAD Studio 使用許諾契約およびプライバシー ポリシーに同意する]のチェックボックスにチェックをします。チェック後[次へ]ボタンをクリックします。


インストールオプションの選択画面が表示されます。今回はインストール番号があるため[製品の Serial Number をすでに入手している]を選択します。選択後[インストール]ボタンをクリックします。


インストールが始まります。


[Embarcadero 製品登録]ダイアログが表示されます。[Serial Number]のテキストボックスにメールに記載されていた「インストール番号」の値を入力します。入力後ダイアログの[登録]ボタンをクリックします。


製品登録が実行され、インストールの続きが始まります。


[RAD Studio プラットフォーム選択]画面が表示されます。


今回は[Delphi Windows 64-bit Community]と[Delphi Windows 32-bit Community]をインストールします。インストールするプラットフォームにチェックを付けます。チェック後ウィンドウ右下の[続行]ボタンをクリックします。


[RAD Studio 追加オプション]の画面が表示されます。


今回は[Samples]と[DUnit Unit Testing Frameworks]をインストールします。インストールするオプションにチェックを付けます。チェック後ウィンドウ右下の[インストール]ボタンをクリックします。


インストールが始まります。



インストールが完了すると下図の画面が表示されます。[作業開始]ボタンをクリックします。


下図のスプラッシュウィンドウが表示されます。


Delphi のウィンドウが表示され[ようこそ]ダイアログが表示されます。画面のカラーを選択できます。今回は[ライト]を選択します。選択後ウィンドウ右下の[次へ]ボタンをクリックします。


環境設定画面が表示されます。今回はデフォルトのままとします。ウィンドウ右下の[始めましょう]ボタンをクリックします。


Delphi のウィンドウが表示されました。しばらくDelphiを利用していなかったこともあり、画面の雰囲気がこれまでのバージョンとだいぶ違う印象です。


バージョンは Delphi 10.2です。

インストールの確認

スタートメニューには Delphi 10.2 のショートカットと[Embarcadero RAD Studio 10.2]のプログラムグループが追加されます。