WPDを利用した MTPファイル転送のプログラミング - C#

WPDを利用した MTPのプログラミングの概要と実装の記事を紹介します。

概要

Windowsマシンにスマートフォンやデジタルカメラを接続してMTP転送を利用すると、エクスプローラにデバイスが表示され、デバイス内のフォルダのファイルを読み取ることができます。




しかし、デバイスにはドライブレター(Fドライブ、Gドライブなど)が割り当てられないため、通常のファイルアクセスではアクセスできません。MTP転送を利用しているデバイスにアクセスする場合は、WPD (Windows Portable Device)の機能を利用してアクセスする必要があります。この記事ではC#でWPDを利用したプログラミングについて紹介します。

WPDを利用する準備

WPD (Windows Portable Device)はCOMオブジェクトのPortable Device APIを利用して操作します。C#からCOMオブジェクトを利用するため、Portable Device APIのCOMオブジェクトを参照する必要があります。Portable Device APIのCOMオブジェクトの参照の手順はこちらの記事を参照してください。

WPDデバイスの取得、接続

はじめにマシンに接続されているWPDデバイスの取得と接続をする必要があります。WPDデバイスの取得、接続はこちらの記事を参照して下さい。

WPDデバイスのファイル、フォルダ一覧の取得

WPDデバイスに接続した後、デバイスのファイルフォルダ一覧を取得します。WPDデバイスのファイル、フォルダ取得はこちらの記事を参照してください。

WPDデバイスからのファイルのダウンロード

接続したWPDデバイスからファイルをダウンロードします。詳細はこちらの記事を参照してください。

WPDデバイスへのファイルのアップロード

接続したWPDデバイスへファイルをアップロードします。詳細はこちらの記事を参照してください。

著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
掲載日: 2018-08-12
iPentec all rights reserverd.