ボタンやテキストボックスなどのコントロールを非表示にする - C#

Windows Formアプリケーションで、ボタンやテキストボックスなどのコントロールを非表示にするコードを紹介します。

概要

Windows Formアプリケーションでコントロールの表示、非表示を切り替える場合は Visible プロパティを利用します。
Visibleプロパティが true の場合に画面にコントロールが表示されます。 Visibleプロパティが false の場合には画面にコントロールは表示されません。

プログラム例

UI

Windows Formアプリケーションを作成し、下図のフォームを作成します。
ボタン、テキストボックス、コンボボックス、チェックボックス、ピクチャーボックスをそれぞれ2つずつ配置します。


左側のコントロールを非表示にします。フォームデザイナでボタンをクリックして選択します。ウィンドウ右側のプロパティウィンドウのVisibleプロパティの値を編集します。


Visible プロパティの右側のコンボボックスをクリックします。下図のドロップダウンリストが表示されます。True, False の値が選択できます。 False の項目をクリックし、Visible プロパティの値をFalseに設定します。


プロパティをFalseに変更してもフォームデザイナでは非表示にはならないです。


テキストボックス。コンボボックス、チェックボックス、ピクチャーコントロールのVisibleプロパティの値もFalseに変更します。

コード

[button2]のクリックイベントを実装します。
以下のコードを記述します。
using System;
using System.Collections.Generic;
using System.ComponentModel;
using System.Data;
using System.Drawing;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
using System.Windows.Forms;

namespace VisibleDemo
{
  public partial class FormSimpleVisible : Form
  {
    public FormSimpleVisible()
    {
      InitializeComponent();
    }

    private void button2_Click(object sender, EventArgs e)
    {
      button1.Visible = true;
      textBox1.Visible = true;
      comboBox1.Visible = true;
      checkBox1.Visible = true;
      pictureBox1.Visible = true;
    }
  }
}

button2_Clickメソッドは[button2]のClickイベントハンドラに設定します。

解説

[button2]をクリックすると以下のコードが実行されます。
コントロールのVisibleプロパティの値をtrueに変更します。デザイン時にVisibleプロパティをfalseに設定しているため、 プログラム実行時には画面から非表示になっているコントロールが、[button2]をクリックすることで画面に表示される状態に変わります。
   private void button2_Click(object sender, EventArgs e)
    {
      button1.Visible = true;
      textBox1.Visible = true;
      comboBox1.Visible = true;
      checkBox1.Visible = true;
      pictureBox1.Visible = true;
    }

実行結果

プロジェクトを実行します。下図のフォームが表示されます。左側のコントロールは Visibleプロパティを False に設定したため、 画面にはコントロールが表示されません。


[button2]をクリックします。VisibleプロパティがTrueに変更され、左側のコントロールが画面に表示されます。

著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
掲載日: 2021-10-30
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