Androidアプリのデバッグ用証明書のSHA1を取得する
Androidアプリのデバッグ用の証明書のフィンガープリント(SHA1)を取得する手順を紹介します。
手順
Eclipseを起動し[Window]メニューの[Preferences]を選択します。
[Preferences]ダイアログが表示されます。ダイアログ内の"Default debug keystore:"に記載されている証明書ファイルパスをメモします。(下図の場合は"c:\Users\(ユーザー名)\.android\debug.keystore"がデバッグ用の証明書ファイルになります。)
コマンドプロンプトを表示します。以下のコマンドを入力します。
JDKがV7u13でデフォルトのディレクトリにインストールした場合は下記のコマンドになります。
cd "c:\Proguram Files\Java\jdk1.7.0_13\bin"
ディレクトリが変更できました。続いて下記のコマンドを入力します。
keytool.exe -list -v -keystore (デバッグ用証明書のファイルパス)
デバッグ証明書がデフォルトの位置にある場合は下記のコマンドとなります。
keytool.exe -list -v -keystore "c:\Users\(ユーザー名)\.android\debug.keystore"
補足
カレントディレクトリを変更せずに以下のコマンドを入力してもOKです。
"c:\Program Files\\Java\jdk1.7.0_13\bin\keytool" -list -v -keystore "c:\Users\(ユーザー名)\.android\debug.keystore"
または、次のコマンドでも問題ありません。
cd c:\Users\(ユーザー名)\.android\
c:\Program Files\\Java\jdk1.7.0_13\bin\keytool" -list -v -keystore debug.keystore
コマンドを入力するとパスワードの確認プロンプトが表示されます。デフォルトではパスワードは設定されいないため[Enter]キーを押します。
証明書のフィンガプリントが表示されます。
今回はSHA1のフィンガプリントを利用するため下図のSHA1の部分(オレンジ枠)を用います。
以上でデバッグ用証明書のSHA1が取得できました。
補足 : コピー方法
コマンドプロンプトで表示された文字列をクリップボードにコピーする手順です。
左上のコントロールメニューから[編集]メニューの[範囲指定]を選択します。
必要な部分をコピーします。
コントロールメニューから[編集]メニューの[コピー]を選択します。クリップボードに選択した内容のテキストがコピーされます。
補足 : 直接ファイルに出力する方法
keytool.exe -list -v -keystore "c:\Users\(ユーザー名)\.android\debug.keystore" > c:\data\fingerprint.txt
とコマンドを実行すると "c:\data"ディレクトリにfingerprint.txtファイルが作成されファイル内に出力結果が保存されます。
著者
iPentecのプログラマー、最近はAIの積極的な活用にも取り組み中。
とっても恥ずかしがり。