After EffectsでサウンドやBGMをフェードアウトする手順を紹介します。

概要

After Effectsでサウンドをフェードアウトさせる場合は、サウンドにキーフレームを設定し、 「オーディオレベル」の値を徐々に下げることで、サウンドのフェードアウトを実現できます。

手順

BGMを再生するコンポジションを作成します。手順についてはこちらの記事を参照してください。


ウィンドウ下部のタイムラインパネルのオーディオの項目の[>]の部分をクリックして展開します。[オーディオ]の子ノードが表示されますので、さらに[>]をクリックして展開します。 [オーディオレベル]と[ウェーブフォーム]の項目が表示されます。[ウェーブフォーム]の項目を展開すると下図の状態になり、波形の画像が見れます。


タイムラインパネルの[現在の時間インジケーター]をサウンドをフェードアウト開始したい時間に移動します。 今回は34秒の位置に移動しました。


タイムラインのオーディオのレイヤーの[オーディオ]ノード内の[オーディオレベル]の項目の左側にある[ストップウォッチ]の アイコンのボタンをクリックします。(下図のオレンジ丸で囲まれているボタン)


クリックすると、ストップウォッチのアイコンが青色に変わります。また、[現在の時間インジケーター]の位置にキーフレームが配置されます。 キーフレームは青色のひし形のマークで表示されます。(下図のオレンジ色の丸で囲まれた部分)


次に、[現在の時間インジケーター]をサウンドをフェードアウトが完了する時間の位置に移動します。 今回は36秒の位置に移動しました。


[オーディオレベル]の値を変更します。今回は "-80dB" に設定します。値を変更すると、キーフレームが配置されます。 また、[ウェーブフォーム]の波形が徐々に小さくなり、フェードアウトしていることが確認できます。


[現在の時間インジケーター]を手前に移動し、[プレビュー]パネルでプレビュー再生します。サウンドがフェードアウトできていることを確認します。


2秒ではフェードアウトが急すぎたため、フェードアウトを3秒にすることにしました。最初に作成したキーフレームをドラッグして、33秒の位置に移動しました。


再度プレビューしてフェードアウトの長さなどを確認します。
上記の手順でサウンドをフェードアウトさせることができました。

動画

作成した動画は以下です。