NEC LCD-PA272W-B5 のレビュー

NEC LCD-PA272W-B5 のレビューです。

購入のきっかけ

UXGAの液晶ディスプレイを使用していましたが、昨今のノートPCや液晶がワイドディスプレイ化しており、UXGAでは画面が狭いと感じるようになってきました。使用していた液晶ディスプレイが古くなってきたこともあり、新しいディスプレイを購入することにしました。
WQHD解像度でカラーマネジメントできる発色の良いディスプレイを探したところ、EIZOのColorEdge CG277, ColorEdge CX271, NEC LCD-PA272W-B5 などが候補になりましたが、今回は海外(とくに北米)で評判の良いNEC製のディスプレイを選択してみることにしました。

購入

NTT-X Storeで購入しました。

梱包

パッケージは下図です。想像していた以上に大きい箱です。


ふたを開けるとマニュアルやケーブルが梱包されています。




マニュアルとケーブル一式です。


発泡スチロールの梱包材を取り除きます。


ディスプレイの本体が梱包されています。


ビニールの袋に梱包されています。ビニール袋ごと引っ張り上げて取り出します。


本体を取り出せました。かなり重いです。(約13Kg)


梱包材を取り除くと本体が見えました。


こちらが本体です。

外観

こちらが前面です。一般的なディスプレイです。


背面です。


スタンド部です。スタンドの下部にロックのレバーがついており、運搬時にディスプレイの高さが変わってしまわないようロックできます。


縦方向に回転できます。回転させる場合は、チルトさせてから90度回転させます。(そのままの状態では床面にディスプレイがぶつかってしまうため回転できません。)


背面には持ち運び用のハンドルがついています。本体の重量がかなりあるため、このハンドルは持ち運びにとても便利です。


端子はディスプレイの下の面(横向きの場合)についています。下図の上からHDMI, Mini Display Port, DVI-D, Display Portとなっています。


下部のUSBは2ポートあります。アップストリームのコネクタも2つあり2系統の入力を切り替えできます。


ディスプレイの右側面にUSBが1ポートあります。


電源は下部の右側にあります。(下図上部)

ケーブル類

ケーブルは電源ケーブル, DVIケーブル, Display Portケーブルの3本が付属しています。

電源ケーブル

電源ケーブルは一般的なケーブルです。プラグは2Pです。

DVIケーブル

DVI-D ケーブルです。デュアルリンクに対応したケーブルです。


Display Portのケーブルのほうが細く、取り回しもしやすいので今回は利用しません。

Display Port ケーブル

Display Portケーブルです。


コネクタは、Display PortとMini Display Portのコネクタになっています。


Mini Display Portのコネクタをディスプレイ側に接続し、Display PortのコネクタをPCのグラフィックカード側に接続します。

配線

スタンドの背面カバーを上にスライドすると、配線用のフックにアクセスできます。配線後にカバーを下げると、ケーブルがうまく隠せてすっきりと配線できます。

使用感

電源を入れます。起動時にNECのロゴが表示されます。


画面も無事表示できました。

発色

デフォルトではカラーモードがAdobe RGBになっているため、青や緑の発色が鮮やかな状態になっています。Web用の画像編集をする場合は、sRGBモードに変更したほうが良いです。印刷等でのカラー校正用途の場合はそのままでよいかもしれません。

画質

粒状感やぎらつきも少なく、滑らかな表示です。

MultiProfiler

MultiProfilerをダウンロードしてインストールするとWindowsのアプリ上からディスプレイの設定を変更できます。MultiProfilerの導入は「NEC MultiProfiler (液晶ディスプレイ設定ソフトウェア) のインストール」を参照してください。

文字の大きさ

27インチでWQHDの解像度のため、文字が小さすぎるのではないかと心配しましたが、問題なく使えています。
20.1インチのUXGAでのドットピッチが0.255mm×0.255mm、LCD-PA272W-B5 0.233mm×0.255mmのドットピッチのため、以前のUXGAディスプレイよりやや文字が小さめですが、違和感なく使えています。

その他

ディスプレイの輝度を下げても、起動時のNECロゴの白背景の画面の輝度は高く表示されるのでまぶしいです。細かいところですが、毎回のことなので結構気になります。

スタンドの外し方

ディスプレイアームに取り付ける場合などで、スタンドを取り外す手順を紹介します。

ディスプレイの画面を下向きにして寝かせます。


ケーブルホルダーのレバーを上向きに押し込みながらスタンドを引き上げます。(下図の写真では右方向に押し込みながらスランドを引き上げます。)


スタンドを取り外せました。


著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
最終更新日: 2024-01-25
作成日: 2014-06-19
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