OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II のレビュー
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II (E-M1 mk2)のレビューです。
購入のきっかけ
OLYMPUS OM-D E-M1を利用していて問題なく使えていましたが、購入から3年ほど経過し、新型のE-M1 Mark II が登場したこともあり、新機種を導入することにしました。
購入
Amazonでも購入できます。
パッケージ
E-M1 Mark2のボックスは下図になります。本体のみのパッケージのため、E-M1のレンズキットと比較すると箱のサイズは小さくなっています。箱の底面にもプリントがあります。
箱は側面から開きます。
箱を開くとサポート契約プランの紹介チラシと保証書が入っています。
チラシと保証書を取り除くと、OM-Sとプリントされたマニュアルのボックスが現れます。
マニュアルのボックスを外すとその下に本体と付属品ボックスがあります。
付属品ボックスはつまみの部分を持ち上げるとふたを開けられ、中の付属品を取り出せます。
こちらがマニュアル以外の内容物一式です。
マニュアルのボックスは下図です。
ボックスの中に取扱説明書、クイックスタートガイドなどが梱包されています。
外観
本体
本体はラッピングされています。
本体の外観は下図です。
E-M1では液晶画面を反転させることができます。初期状態では液晶画面は内側になっています。
本体前面です。
センサー部分です。
ストラップ
ストラップの外観は下図です。ストラップのベルトには、「MarkⅡ」の刺繍もされています。
フラッシュ
フラッシュの外観は下図です。
フラッシュのON/OFF切り替えスイッチがついています。
フラッシュのランプ部分は角度を変えることができます。
下図のフラッシュ用のポーチに入れて収納できます。
ケーブルストラップもあります。
バッテリー
バッテリーの外観は下図です。E-M1のバッテリー(BLN-1)より大きさは大きくなっています。
接触端子は4つあります。
充電器
バッテリーの充電器は下図です。
電源プラグケーブルとの接続は2ピンの端子です。E-M1の充電器と同じ形状です。
電源プラグケーブルは下図です。
付属のケーブルは長さが長いため、こちらを利用しています。
接続ケーブル (USBケーブル)
PCとの接続ケーブルです。
本体側はUSB Type-Cのコネクタになっています。PC側はType-Aのコネクタです。
レンズ取り付け時の外観
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを取り付けた状態の外観です。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0を取り付けた状態の外観です。本体の高さが高くなったため、レンズがだいぶ小さく見えます。
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PROを取り付けた状態の外観です。大きいレンズですが、本体はほぼ水平になります。よく見ると、ほんのわずかに本体が上を向きます。
E-M1との比較
E-M1と比較します。左側がE-M1 右側が E-M1 Mark2です。ボタンやダイヤル配置はほとんど同じです。ストラップ取り付け金具の位置が若干変更になっています。また、E-M1 Mark2の本体の厚みは若干増しています。
ダイヤルやシャッターボタンの位置が E-M1 Mark2 のほうが若干高くなっているため、E-M1 Mark2のEVFのファインダーの出っ張りが少なくなっており、フォルムが全体的になだらかになった印象です。
バッテリーの取り付け
バッテリーのカバーは本体底面にあります。
グリップ部分の底面にバッテリーのカバーがあります。スイッチをスライドさせるとカバーが開きます。
カバーが開いた状態です。
バッテリーケース内部です。
バッテリーを取り付けます。奥まで入れるとツメで固定されます。
カバーを閉じてバッテリーの取り付け完了です。
予備バッテリー
予備のバッテリーとして別売りでバッテリーを購入できます。詳しくは
BLH-1の記事を参照してください。
SDカードの取り付け
SDカードスロットは本体右側のグリップ部分の側面にあります。
側面のカバーを手前にスライドすると外側に開きます。
SDカードを差し込みます。SDカードの表側が手前に来る方向に挿入します。E-M1とは逆向きのため、注意が必要です。
液晶保護フィルム
液晶保護フィルムに「Kenko 液晶保護フィルム」を入手しました。取り付けの詳細は
こちらの記事を参照してください。
初期設定
EVF(ファインダー)の視度調整
EVFの視度の調整は、ファインダーの左にあるダイヤルで調節できます。
時刻設定
液晶画面を外側にして、電源を入れます。電源投入直後に[日時を指定してください]のメッセージが表示されます。
[MENU]ボタンを押します。メニューが表示されます。
方向キーを押して、左側のメニュー一番下の[スパナ]のアイコンのメニューを選択します。
[OK]ボタンを押してセットアップメニューの画面に入ります。上から2番目の[時刻設定]のメニューを選択し[OK]ボタンを押します。
方向キーを利用して日時を設定します。
使用感
重量・サイズ
大きさはE-M1とほぼ同じです。5mm程度、E-M1より厚みが増しており、グリップ部分も大きいですが、扱いに関してはほぼE-M1と同等です。
グリップ
グリップがE-M1より若干大きくなっているため、本体の握りやすさは向上しています。しっかり握れるため、重いレンズをつけた場合の扱いやすさは向上しています。
シャッタースイッチ
シャッターのスイッチはE-M1と同様のクリック感のないスイッチになっています。奥まで押し込むとシャッターが切られます。スイッチを押したときの感触は、はE-M1 Mark2のほうが若干軽い印象です。
シャッター音
E-M1と全く違った使用感です。シャッターは軽い羽根が動くような感触です。動作が非常に速く、シャッターが切られる一連の動作が非常に高速です。また、動作音も非常に静かです。シャッターの動作が速いため、連写でなくてもシャッターを連続して切ることができます。
これまでの一眼レフやミラーレスのデジタルカメラとは使用感が全く違うため、最初は戸惑いますが、動作が高速なためストレスなく、気持ちよくシャッターを切ることができます。
EVF
通常の利用環境では、E-M1のEVFとあまり違いがない印象ですが、暗い場所や、明暗の差が激しい場所では、E-M1のEVFより、色の出方が良い印象です。また、コントラストがはっきりとしており、明暗がしっかりとわかります。
また、E-M1では若干、映像のちらつきが見えることがありましたがE-M1 Mark2ではちらつきはほとんど感じられません。
オートフォーカス
素早くピントが合います。E-M1と比べて、大きな違いは今のところ分かりません。
操作部
操作部分のボタンもE-M1と大きくは変わっていませんが、液晶を持ち上げるためのつまみの窪みがあるため、[MENU]ボタンの位置がE-M1より外側に配置されています。
モードダイヤル
モードダイヤルはE-M1より少しだけ大きくなり、[C1][C2][C3]のモードが選択できるようになりました。一方E-M1であった、[SCN]のシーンモードや組み写真の作成モードは外されています。
Fnレバー
Fnレバーが下の状態が[1]で上に持ち上げると[2]の状態になるように構造が変更になりました。E-M1では移動が多いと時々レバーが下がってしまいモードが2になってしまうことが時々ありましたが、この構造であれば、モードが勝手に変わってしまうことがある程度防げそうです。
E-M1のFnレバー
ホットシューカバー
ホットシューカバーはE-M1ではL字型でしたが、E-M1 Mark2では一般的な板状の形状になっています。
バッテリーの持ち
バッテリーが大型化されたこともあり、バッテリーの持ちは良くなっているような印象です。E-M1では3ゲージから2ゲージになると急激にバッテリーが減る印象でしたが、E-M1 Mark2ではバッテリー残量が%表示されていることもあり、バッテリーが急激に減ってしまうという使用感は今のところありません。
JPEG画像の解像度
- L:5184x3888
- M:3200x2400 (デフォルト値)
- S:1280x960 (デフォルト値)
RAWファイルのサイズ
18~22MB程度になります。E-M1では、14~18MB程度ですので、イメージセンサーの画素数向上に伴い、ファイルサイズも増えています。
画質
E-M1との比較
#designer(style="width:45%;float:left;margin-left:10px;margin-right:10px;"){
OLYMPUS E-M1 Mark2
f/2.8 1/125秒 ISO-640 (E-M1 Mark2 プログラマブルオート M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro )
}
#designer(style="width:45%;float:left;margin-left:10px;margin-right:10px;"){
OLYMPUS E-M1
f/2.8 1/125秒 ISO-500 (E-M1 プログラマブルオート M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro )
}
#designer(style="clear:left"){}
E-M1との比較です。ぱっと見た目の画質では大きな違いはありません。が、ざるなどの撮影個所を見ると、E-M1 Makr2のほうが若干鮮明感が高い印象です。また、赤色の発色がE-M1 Mark2のほうが若干良いような印象です。
その後
電源が入らない
ごくまれに、電源スイッチを入れても電源が入らない場合がありました。この場合は、バッテリーを一度取り出して、再度バッテリーパックを挿入して電源を入れると、電源が入りました。
著者
iPentec のライフスタイルコンテンツとトラベルコンテンツの担当。
北欧デザインに囲まれた生活とミニマリストに憧れるも、なかなか部屋の物が減らせない。